岩田祐介と出会ったのは何時やったけ....
火打形スケートボードパークで見かけたのが最初やったかなぁ〜?
何かすっごいガキでまだ声変わりしてなくて何かすっごいガリ勉メガネかけてて
何かすっごい桜満開やった暖かい春の日やったのは覚えてます。
その次の年、これまた桜満開の時期。
桜が見えるだけで大して美味くない焼き鳥屋で呑んでたら当店ライダー森中一誠が
「あのクソガキは抑えておくべきフィス」って電話貰ったのも覚えてます。
一誠の推薦もあって彼が高校1年の時に当店のライダーとして迎え入れる事になり
こっちは商売の広告塔としての対価として
少しでも楽な環境でスケボー練習出来る様にして上げるのがスポンサーで
お互いの利害関係をしっかり弁えて...
みたいな話してんのポッケに入れて溶けたハイチュウの包み紙をずっと
コッチに目線も合わせず剥がしながら話聞いてて、流石にイラっと来て
「お前俺の話聞いてるんけ?」て聞いたら
「ちょっとカス付いるけどホモローさん食べるぅ?」てキラキラの笑顔で
歪に変形して手あか付きまくりのハイチュウ差し出された時に
「これが新人類(newtype)ってヤツか....」て痛烈に思ったのを昨日の様に思い出します。
一回りどころか20コも年の離れた息子程のガキをライダーとして迎え入れて
店長アラカワ自身もboard walkの前店舗のサポートライダーとして所属していた時に
やる事なす事何しても社長に烈火の如く怒られた事の意味を何十年も経って
恐ろしく理解させられ、ライダー、店員、店長を経て現在一軒の店の主となって
祐介には色んな意味で勉強させられ、改めて自分がいかにアホやったかも
今更ながら教えてもらいました。
そんな祐介も高校を卒業し、DNA、核レヴェルまでアホやと思ってたら
実は意外と真面目で将来の就職先を見据えた第一希望の大学を受験しストレート合格。
DNA、核レヴェルまでアホやと思ってたら在学中は意外と真面目にテストもこなし
DNA、核レヴェルまでアホなんで休みの日は気が狂った様にスケボーして
当店の看板背負って多くの大会でも優秀な成績を残してくれました。
ただ、DNA、核レヴェルまでアホなんで「携帯以外で動画撮れ」散々言うてんのに
永遠に曇ったレンズのiPhoneでしか撮影しよらんからフルパート作って
やれなかったのが多少悔いが残りますが(上の写真でも携帯持ってるし...)
そんなDNA、核レヴェルまでアホで大会でもヘラヘラして「余裕っす」言うてた
祐介が「緊張でウンコ垂れそうっす」てメールして来たのが昨年の春先の早朝。
一体何事かと思えば就職先第一希望の会社の面接が今からとの事。
なんで、親とか先生とかじゃなくて最も社会不適合者である僕にメールして来たのか不明ですが
「ハンドレール入る前のジェイミートーマスの目つきしたら行けるわ」
て、返事したのだけは覚えてます。
ド二日酔いでテキトーに答えたメールが効いたのか効いてないのかは
分かりませんが(絶対何の効力もなかったけど)
祐介と出会って7回目?祐介をライダーとして迎え入れて5回目?の桜満開の明日4/1。
彼が高校の時から希望していた第一希望の会社にめでたく就職します。
就職にあたり彼は神奈川に行ってしまいますが、もちろん当店はサポートを続けます。
進学すれば、仕事をすれば、スケボー出来る時間が減るし...みたいなネガティブな風潮が
多少ある様に感じる時がたまにありますが、僕はその考えはあまり好きではありません。
に、うちの一誠が今渡米し、駄目もとでも果敢にトライしてる様に
僕自身も販売という形ではありますがスケボー"だけ"で一人で何とかしようとするのは
一傘下に属して仕事するよりも精神的にも肉体的にも想像絶する過酷さなのは知っています。
祐介にはそれに準ずる過酷さを会社で味わって欲しいし
そうでないと男として社会人として、そして何よりスケートボーダーとして
渋みが出ないと僕自身は思っています。
DNA、核レヴェルまでアホな祐介もスケボーしてる時に舐めてかかってトライ
したらごっつ痛い思いするのは絶対知ってるはず...。
仕事も舐めてかかってトライしたら痛い思いするし本気で行きや!!
何しか祐介!! 就職オメデトウ。そしてこれからは限られた時間にはなるやろけど
下手になってもお前をクビにしたりせ〜へんから
誰よりもスケボーが大好きな社会人としてちゃんと働け!! ボケ!!
DNA、核レヴェルまでアホで1番社会不適合者の店長 アラカワことホモローより
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